2025.08.18

介護職の研修制度でスキルアップ！キャリア形成に役立つポイントまとめ

「介護職は未経験でも始められる」と聞くけれど、その後のキャリアはどうなるんだろう？と不安に思う方もいるかもしれません。

実は、介護職は働きながらスキルアップできる研修制度が非常に充実しています。計画的に研修を受講することで、専門性を高め、着実にキャリアを築いていくことができます。

この記事では、介護職のスキルアップに役立つ研修制度をキャリアパスに沿ってご紹介します。

介護職のキャリアパスと研修制度

介護職のキャリアは、大きく分けて2つの方向性があります。

それぞれの道を目指す上で役立つ研修や資格を見ていきましょう。

まずは、介護の仕事の基本を学ぶための研修です。多くの施設で、入職時に受講が推奨されています。

介護職員初任者研修: 介護の基本的な知識や技術、倫理観を学ぶ入門的な研修です。無資格の方でも受講でき、修了することで介護職として働くための基礎が身につきます。
認知症介護基礎研修: 認知症の方への理解を深め、適切な対応方法を学ぶ研修です。2021年度から無資格の介護従事者には必修化されており、全ての介護職にとって重要な研修です。

介護の仕事に慣れてきたら、より専門的なスキルを身につけるための研修に挑戦しましょう。

介護福祉士実務者研修: 初任者研修の上位資格で、より高度な介護技術や医療的ケア（喀痰吸引、経管栄養など）に関する知識を学びます。介護福祉士国家試験を受験するためには、実務経験3年以上とこの実務者研修の修了が必須となります。
喀痰吸引等研修: 喀痰吸引や経管栄養といった特定の医療行為を安全に行うための研修です。修了することで、医療的な視点を持った介護ができるようになります。
認知症介護実践者研修・リーダー研修: 認知症ケアの専門性をさらに高めたい方向けの研修です。現場でリーダー的な役割を担うために必要な知識やスキルを習得できます。

チームや施設をけん引する存在になりたい方は、マネジメントに関する研修が役立ちます。

介護福祉士: 介護職唯一の国家資格です。介護の専門職として高い知識と技術を証明するもので、リーダーや教育担当者へのキャリアアップに必須の資格です。
認定介護福祉士: 介護福祉士の上位資格で、介護チームの教育や指導、多職種連携を担うリーダーを養成するための研修です。
介護支援専門員（ケアマネジャー）: 介護保険サービスを利用するためのケアプランを作成する専門職です。介護職としての実務経験と資格が必要となり、全く異なるキャリアパスとなります。

介護職は、働きながらステップアップできる多様な研修制度が整っています。これらの研修を計画的に受講することで、介護の専門職としてスキルを磨き、給与アップや役職に就くなど、自身のキャリアを着実に形成していくことができます。

まずは目の前の仕事に真摯に取り組み、将来どのような介護職になりたいかを思い描いてみてください。そうすることで、次に進むべき研修や資格が見えてくるはずです。あな

前

次