介護未経験からでも取れる!初心者向け介護資格の種類と失敗しない選び方
「介護の仕事に挑戦したいけれど、どの資格を取ればいいかわからない…」
そう考えている介護未経験の方は多いのではないでしょうか。介護の仕事は、無資格でも始められるものもありますが、資格を持つことで仕事の幅が広がり、給与アップにもつながります。ここでは、未経験からでも取得できる主要な介護資格と、自分に合った資格を選ぶためのポイントをご紹介します。
1. 介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)
【どんな資格?】
介護職を目指す人が最初に取得する基本的な資格です。介護の基礎知識や、食事・入浴・排泄といった身体介護の基本的な技術を学びます。
【取得方法】
- 学習時間: 130時間(座学と実技演習)
- 期間: 通学の場合、最短1〜2ヶ月で取得可能。通信講座と組み合わせることも可能です。
- 費用: 3万円〜10万円程度(研修機関によって異なります)。
【この資格がおすすめな人】
- 介護の仕事が未経験で、基礎から学びたい方
- まずはお試しで介護の仕事をしてみたい方
- 介護職のパートやアルバイトとして働きたい方
介護の仕事の入り口となる資格であり、多くの求人で取得が必須とされています。
2. 介護職員実務者研修(旧ホームヘルパー1級)
【どんな資格?】
初任者研修よりもさらに専門的な知識や技術を学ぶ上位資格です。介護福祉士の受験資格に必須とされています。
【取得方法】
- 学習時間: 450時間
- 期間: 6ヶ月〜1年程度
- 費用: 10万円〜20万円程度(初任者研修からの受講者は一部科目が免除されるため、費用も安くなります)。
【この資格がおすすめな人】
- 将来、介護のプロとしてキャリアアップしたい方
- 介護福祉士の国家資格を目指している方
- 医療的な知識や喀痰吸引などのスキルを身につけたい方
初任者研修を修了してから実務経験を積むか、最初から実務者研修を取得するか、キャリアプランに応じて選びましょう。
失敗しない資格の選び方
1. 自分のキャリアプランを考える
「まずはパートで始めてみたい」のか、「将来は正社員として長く働きたい」のかによって、最適な資格は異なります。
- パート・アルバイトで始めたい: 初任者研修が最適です。
- 正社員や長期的なキャリアを考えている: 初任者研修を取得してから実務者研修に進む、あるいは最初から実務者研修を取得する、という選択肢があります。
2. 求人情報をチェックする
興味のある求人情報に「必須資格」として記載されている資格を確認しましょう。初任者研修の資格があれば応募できる求人は非常に多いです。
3. 資格取得支援制度を活用する
多くの介護事業所が、初任者研修や実務者研修の**「資格取得支援制度」**を設けています。研修費用を全額または一部負担してくれる場合や、勤務時間中に研修に通わせてもらえる場合もあります。この制度を利用すれば、経済的な負担を気にせず、スムーズに資格を取得できます。
まとめ
未経験から介護の仕事を始めるなら、まずは介護職員初任者研修の取得を目指すのがおすすめです。そして、キャリアアップを目指したい場合は、実務者研修へとステップアップしていきましょう。
自分に合った資格を選び、介護の世界に飛び込んでみませんか?