「夜勤専従」や「夜勤アルバイト」といった、夜間の時間帯のみ働く介護職が増えています。効率良く稼ぎたい方や、日中の時間を自由に確保したい方にとって魅力的な働き方ですが、メリットもあればデメリットもあります。
ここでは、夜勤のみで働くことのメリット・デメリットと、求人を選ぶ際にチェックすべきポイントを解説します。
夜勤のみで働くメリット
1. 効率良く高収入を目指せる
夜勤の最大の魅力は、日勤よりも高い給与です。労働基準法で定められた深夜割増手当(22時~翌5時)や、施設独自の夜勤手当が加算されるため、少ない勤務日数でも安定した収入を得ることができます。
2. 日中の時間を自由に使える
夜勤は夕方から翌朝にかけての勤務が中心となるため、日中の時間を有効活用できます。病院や役所への用事、子どもの送迎、趣味の時間など、日中にしかできないことを優先したい方にとっては大きなメリットです。
3. 比較的落ち着いた環境で働ける
夜間はご利用者様が就寝していることが多く、日中のような集団レクリエーションやイベントはありません。そのため、一人ひとりのご利用者様とじっくり向き合ったり、事務作業に集中したりと、比較的落ち着いた環境で働きたい方に向いています。
夜勤のみで働くデメリット
1. 生活リズムが不規則になる
夜勤は、昼夜逆転の生活になるため、生活リズムが不規則になりがちです。体調管理には特に注意が必要で、質の良い睡眠を確保する工夫が求められます。
2. スタッフが少ない中での業務
夜勤は日勤よりもスタッフが少ない体制で業務を行います。そのため、緊急時には冷静な判断力と自己対応力が求められます。新人研修やOJT(オンザジョブトレーニング)期間中は、日勤帯の勤務が必要になる施設も多いです。
3. 体力的な負担が大きい
特に16時間夜勤などの長時間勤務は、体力的にも精神的にも負担がかかる場合があります。休憩時間の長さや、業務内容を事前に確認しておくことが大切です。
夜勤専従求人を選ぶ際のチェックポイント
夜勤のみで働くことを決めたら、以下のポイントを参考に、自分に合った求人を見つけましょう。
1. 夜勤手当の金額と給与モデル
夜勤手当の金額は施設によって大きく異なります。求人情報に記載されている**「月収例」や「年収例」**を確認し、具体的な給与モデルを把握しましょう。
2. 夜勤体制とシフト
夜勤を何人体制で行うのか、新人にも十分なサポート体制があるかを確認しましょう。また、勤務時間やシフトの融通が利くかどうかも、働きやすさに直結します。
3. 施設のタイプと夜間の業務内容
- 特別養護老人ホーム: 介護度が高い方が多いため、体位交換や排せつ介助の頻度が高くなる傾向にあります。
- 有料老人ホーム: 比較的自立度の高い方が多いため、見守りが中心となる場合もあります。
自分がどのような業務をメインに行いたいか、施設のタイプからイメージしてみると良いでしょう。
夜勤のみの働き方は、介護職の選択肢を広げる魅力的な働き方です。メリット・デメリットをしっかり理解し、あなたのライフスタイルに合った働き方を選んでみませんか?